2009年10月19日月曜日

当たり前のこと

今、こんな本を読んでいます。まだ読みかけですが、とても素敵な本です。
端的に言えば、「この本には、何か特別な事をやったから、などのノウハウは書いてありません。経営の基本を忠実に守ったら、強い町工場になっただけです。それを本にしました。」ということが書いてありました。
これが難しいんですよね・・・「基本に忠実」
当然のことを「当たり前に」実行する、これができない人が(私も含めて)非常に多い気がします。
何か経営的に行き詰まるとやれ「コストダウン」だとか「業務改善」とか騒ぐ人が多いですが、それよりまず「基本は何か?」という極めてシンプルな観点で「どうすればよいか」を議論している人には滅多に会いません。
「基本に忠実」、まずはこれができるようにこつこつ努力しようっと。

余談です。技術士論文の添削指導をしていると、「ウルトラC」を狙った論文に出くわします。そういう論文は「真っ赤にして」返します。昨年、今年と2年続けてやってみて「ウルトラC」を狙う人の論文の傾向がわかってきました。
「基本に忠実でない」
「自分を飾りすぎてる」
主語述語の関係が無茶苦茶な文章で「論理立てた文章」を書く、なんて100年早いです。小学生からやり直しですね。
自分を飾りすぎてるのもすぐわかります。「本当にあなた一人でやったの?」という視点で論文を読むと「アラ」が出てきます。
技術士体験論文の基本は日本語の文章がおかしくないこと、は当然ですがも一つ大事な事があります。「私は技術士に相応しい。なぜなら○○だから」という論理が成立することです。
だって・・・試験なんだから「自分が技術士に相応しい」とアピールしなくてはいけないでしょ?
だからといって過剰に自分を飾り立てても「ウソ」はすぐばれます。コ難しいことはせんでええ!!

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