2011年3月24日木曜日

計画停電(2)

計画停電,昨日と本日は何とか私の住んでいる所と職場は避けられたようです.ということは・・・他のグループの方は,,,大変ですね.不公平感が出るのは仕方ないのかな??
(うちの実家は一昨日現在,計画停電に出くわしたことがない,とのことでした.23区内ではないのに...そのかわり水道水から微量の放射性物質が検出された,,,という地域には掛かっているようです.)
我が家に東京電力から計画停電の詳細地図が送られてきました.眺めていると結構複雑なんですね.しかし右下を見て唖然.
「無断複製,転載禁止」
なんだそうです.そんなお役所仕事やっているから情報が伝わらない!!って怒られるんではないかな? 無断で複製されたり転載されたりしたら困るもんなんやろか?色んな方に知ってもらう,という公共性を考えたら?複製や転載するのにいちいち東京電力にみんなが連絡していたらどうなる?

まあ電力に限らず,この震災関連に関しては色々世間のモノの見方がわかります.与党に政権担当能力がない,と批判している野党でさえ政権担当能力がないとか,この期に及んでまだ人の揚げ足とって喜んでいる輩とか・・・(僕もかな???)

 そうそう,なんだかなぁと思うのはテレビ.原子核工学の専門家と称する様々な「専門家」が解説,,,というのを見かけます.悪いけれど原子炉の設計や安全工学の専門家ではない人が多いと思います.昨日なんかは放射性物質の化学反応を専門とする先生が放射線被害の拡散シミュレーションの解説をしていて(させられて?),思わず「専門外でしょう」と言いたくなりました.「原子炉工学」と名前がついたら何でも知っていると思うのですかね.私の同級の女性で原子炉工学研究所に行った方がいました.彼女のテーマは「沸騰に関する」研究だったような...これも「原子炉」の専門分野なんです.やみくもに「専門家」を呼んで話をさせるより自分の専門がきちんと説明できる本当の専門家に解説してもらう,専門家も自分の専門以外についてはきちんと「専門外である」ことを説明しなくては,と思います.技術士は・・・Professionを名乗るだけあって「専門外」についてどう対処するか,試験でもきちんと問われます.(行動にうつしているかは人によると思うけれど.)

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