2007年7月22日日曜日

中立・公正?

NHKをはじめとする各マスメディアの報道を見聞きして感ずることがあります。特にNHKなどは「中立・公正な放送をするために」視聴者から公正に受信料を負担頂くとの考えがあるようです。
受信料負担については、色々考える事がありますがそもそも公正・中立な報道ってなんでしょう?
最近私はそれが疑問で仕方ありません。例えばAというマスコミが「参議院議員選挙」を第1に、第2に「中越地震」の報道を持ってきたとします。反対にBというマスコミは「中越地震」の報道を第1に、第2に「参議院議員選挙」に関する報道を持ってきたとします。
報道される順序で人間は重要度を判断する傾向がありますから、AとBは内容的に全く同じ内容を報道しても「順序がある限り」中立・公正にはなり得ません。新聞の見出しでもそうです。インターネットでもそうです。このブログのお世話になっているGoogleさんなんかは人間がどこに一番注目しやすいか、で検索結果の表示を変えることもあるそうです。それが自然です。
ですから、私はNHKをはじめとしたマスコミ各社には「私の所では中立・公正な報道はしません、出来ません!!」と正直に言って欲しいと望んでいます。そうすれば視聴者は、流れている情報が本当かどうか常に様々な情報を総合的に判断して、その報道の重要性、信憑性を確認するでしょう。それが本当に信頼できるメディアになりうると思っています。
いかにも自分の所は中立・公正だと言い切ってもそれは独りよがりの主観的なものでしかありません。

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