2009年7月2日木曜日

フェルミ推定

フェルミ推定ってご存じですか?
正確な表現かどうかは自信ないけれど、「実際にはどうかわからない、手がかりの少ない事項を仮説と的確な論理で組み立てて推定すること」となるのかな・・・

Googleなどの入社試験にもよく使われる推定方法です。

さて、今回遭遇してしまったこの交通事故、自分でいくつか調査しています。
ポイントは
◇相手のタクシーに明らかに過失があること
◇自分の車には過失がないこと
を証明する、ということです。
相手は海千山千なので、理論武装しておかないと・・・・

さて、多少の事実関係(衝突箇所や道幅、など)の調査結果、ほかの車の走行の様子の調査、などの下調べをして、限られた事実を元にフェルミ推定をしてみました。
その結果・・・・・
◇相手タクシに有利なような仮定をおいても、一時停止を全くしていないことがわかりました。(一時停止ライン上で最低時速20km/hで通過)
◇私がタクシを現認できるのは衝突からわずか0.4秒前の時刻からでした。(過去の裁判例から危険を察知して制動操作をするまでの時間は0.7秒から1秒程度かかると認定されています。)
私が停止でもしてなければ事故は避けられなかったのですね。(もっとも後続の車が数珠繋ぎにいたので、停止したらそれこそ追突されたり、踏切内で停止せざるを得ない車が多数出て、大いに困ることになったでしょう。)

ほかにも推定していますが、これは内緒。ただ、タイミングチャートは大事ですね。

ちなみにどこかのサイトに書いてありました。
◇本来事故を起こして、過失割合を決めるには
事故のあった事実の確認→過失の有無の調査→同様の事故の判例を探してみる、なければ裁判や調停などで決める。
という流れなんだそうです。うむ、これには納得。

ところが現実は???
◇類似の事故の判例を探し、当該事故に当てはめる→多少の調整をし根拠のない過失を押しつける、
というやり方がほとんど。
確かに保険屋に訊くと、「今回の事故は○:○です」と即答されますよね。事故はその時々の事情で違うでしょう?即答できる話ではないと思います。
フェルミ推定を使って推論するしかないでしょうが、出来る保険屋いないんだろうな~。

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