2009年4月10日金曜日

光明星2号

さて、某国の「衛星打ち上げ」が問題になっていますね。何で問題になるんやろ。
国連決議違反は明確なのに。
打ち上げる衛星は「実験用の通信衛星」でしたね。通常通信衛星は静止軌道上に投入します。(ごく例外の軌道もあるが、衛星が複数必要となる。)

某国の発表では短径490km、長径1400kmの楕円軌道上を周回しているのだそうです。静止軌道の高度は3万6000km(静止トランスファ軌道)にまず投入せねばなりません。某国の軌道で、静止トランスファ軌道に乗せられるの?すでにおかしいでしょう。人工天体の軌道計算を専門にする人なら一発で見破る出しょうね。
電波を受信できたかできてないかは二の次だと思いますよ。
衛星の詳しい軌道条件が与えられれば、私でも計算できるのになぁ?
積み荷なくしてロケットと呼べるか?これは自明でしょう。大陸間弾道弾です。
でも、姿勢制御が不安定な気がします。それこそ「どこに飛んでいくかわからない」ミサイルなので、使い物にならないでしょうね。

2 件のコメント:

tti さんのコメント...

衛星用の軌道があるんだ。当然か、でも知らなかった。

morinokuma3715 さんのコメント...

ははは、Wikiなどでも割と詳しく解説されています。
そういえば、昔N88BASICで人工衛星の軌道計算プログラムを作ったことがあります。もちろん原理原則がわかっていたわけではなく、参考書に載っていた計算式をそのまま使っただけですが。ちょっと感動しました。