2008年1月17日木曜日

ピアノは倒れる?跳ぶ?

早いものであの阪神淡路大震災からもう13年も経つのですね。震災で亡くなられた方へ心よりご冥福をお祈りいたします。
当時私は修士1年で、関東地方にいました。なので直接の被害には遭っていません。でも友人や先輩の実家はことごとく被災しました。
特に印象に残った出来事がタイトルの意味です。阪神淡路大震災級の地震で果たしてアップライトピアノは倒れるか否か?
どうやら倒れずに「跳ぶ」らしいです。
私の所属していた大学オーケストラの同級生K君(チェロ)の実家は東灘区(阪急六甲駅と御影駅の間)でした。
新築のマンションだったので(といっても私が大学入ってすぐに遊びに行ったことがあるので築5年にはなっていたのでしょうが)、倒壊などの被害には至らなかったそうですが、「ピアノが跳んだ」そうです。
広い部屋だったので多分6mぐらい・・・・しかもフローリングの床には傷がなかったといいますから本当に跳んだんでしょうね。
部屋に誰もいなかったから良かった、とK君は申しておりました。ほんと、誰かいたら確実に大けがしていたでしょう。

さてピアノが「地震で倒れない」というのはこの震災を機に知られるようになったそうです。正月休みに実家のピアノを移動しました。(といっても私は腰を痛めていたので外野・・・・(^^);)
少し床が不安定な場所に移動したのですが、調律師に「ピアノは倒れないから大丈夫」と言われたんだとか母親が申しておりました。

ピアノの重量を約300kg、奥行き700mm、高さ1300mmとして計算したら転倒限界はどうなるか?
ちょっと考えれば答えは出そうですね。(参考はこちら
そうそう、明日は神戸へ出張です。

余談:研究室のドクターだったK先輩の実家は三田でした。震災直後、本人は「実家?大丈夫。僕の計算が間違ってなければ三田では倒れない。」と申して自信満々。
何と彼は父親に頼まれて実家の新築時に、建築士さんの計算とは別に「耐震強度」を計算していたのでした。機械工学専攻なのに・・・・地耐圧とか非常に詳しかったです。元々三田は六甲山塊の岩盤上なので安全という話もありますが。すごい先輩でした。

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