今回は主催も違うので入場無料ではなく,入場料を頂きました.
(経費にしかならないので,演奏者には一銭も身入りはありません.(^^;))
響きが違うので、出来不出来は何とも言えませんね。まあ一応「ライブ」なので、色々ハプニングはアリマシタが、これはプロの演奏でもよくあること。大事なのは「お客様と如何に楽しい時間を共有できるか」でこの目的は一応演奏者としては満足です。
でも・・・一昨日の尾道公演の方がお客様の視線が暖かかったです。「秋」を演奏したときに子供がノリノリで踊り出すハプニングがあったぐらいです。(こういうの、好きです。)
昨日のお客様は「真剣にきいてやろう」という厳しい(冷たい)視線を感じました。「音楽」なんで「楽」に聴いて欲しいんだけれどなぁ。
さて、昨日は主催者の意向でアンケートを取りました。よかったとか歌が素晴らしかったとか、色々お褒めの言葉を頂きました。感謝です。
中にはアンコールがよかったとの嬉しい(?)メッセージも。
(アンコールは歌手と私のヴァイオリンソロの掛け合いが難しい曲でした。)
でもなぁ、アンコール「が」が気になる・・・(笑)
さて、その中で一言「金返せ」というアンケートがありました。色々考えさせられました。ストレートに表現してくれたまでは評価しましょう。でも・・・
◇そのアンケートには連絡先が書いてありませんでした。本当にお金を返して欲しいなら、連絡先を教えて欲しいなぁ。
◇お金を返さなくてはならない理由を訊かせて欲しいなぁ。
実は私は演奏会で、結構「金返せ」と思っているお客様が多いのではないかと思っています。
その理由は
◇CDのような完璧な演奏を期待している人が多い。
(でもCDは演奏家が「完璧」と思っている部分を切り張りして作って&色々小細工しているんだけれど・・・(^^))
◇いわゆる「巨匠」たちのような演奏を期待している。でもねぇ、それは出演メンバ見ればわかるでしょ?(メンバの一人のHPはこちら)巨匠の演奏を聴きたければそちらへどうぞ。でも高いよ。
◇ライブの楽しさ、とは「音」だけではなくて、はらはらどきどき、時にはほっとする、こういう雰囲気をお客様と一緒に楽しむものなんだと思っています。金返せ、と思っている人はそういう「雰囲気を楽しむ」術を知らない事が多いです。
他のアマチュアの演奏家は知りませんが、私は「入場料を頂くからにはそれ以上の楽しみをお客様と共有したい」と頑張っているつもりです。それが通じなかったのかな?
上の写真、説教台です。AとΩ、これは「αとΩ」という意味で、「はじめと終わり」を意味しています。
今回の演奏会、はじめと終わり、うまく完結させられたかな?
もう一度録音聴いてみます。
余談2:お客様の中にプロの演奏家がいらっしゃいました。ちょっとドキドキでした。
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