2009年2月20日金曜日

学問のすすめ

Tさんのブログで「学問のすすめ」の記事がありました。
内容がすばらしそうだったので書店で注文していたのですが、しばらく読んでいませんでした。
で、数日前から一日少しずつ読み始めたのですが・・・・すばらしい!!
さすがに一万円札になるだけの方なんですね。
詳細は転記するのが面倒なので、Tさんのブログに譲るとして、私は「一国」を市町村、あるいは企業、と読み替えて読んでいます。
例えば「愛国心」とあったら「愛社精神」というように、ですね。
思い当たる節がたくさんありました。自分の戒めになるようなことも当然あります。

最近、世の中不況だ不況だ、と大騒ぎで、私の勤務先もその渦中のまっただ中にあります。
でも・・・・そういう時に「米国のサブプライムローン破綻のせいで」とか言って業績悪化の理由を自社や自分に求めない姿に少々腹が立っていました。もちろん自分の会社だけではないです。例えば自動車産業などに関しても。
業績が悪くなるのは仕方ないかもしれません。でも「本当に業績が悪化したのは誰かのせいなのか?」という視点で考えるとどうも納得がいかなかったのです。自分たちのせいではないか?GDPの落ち込みぶり一つを見てもそうです。サブプライムローンが原因だったら、せいぜい米国並みの落ち込みで済むはずです。でも現実は違いますよね。何か日本人全体が「本質」を見失って、誰かのせいにしたい、という風潮があるような気がしています。

この本、今の政治家や企業の経営者にじっくり読んで頂きたいな、と思いました。
本当はみんなに読んで欲しいですが。

ただ・・・この本、唯一欠点があります。それは・・・・
眠る前に読むと気が高ぶって眠れなくなる
ことです。(笑)

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