ある日の会話。(T:息子、M:私)
T:「父さん、音楽カルタやりたい。」
M:「ええよ。でも、カルタやるんやったら、まず基本的な記号を覚えないかんな。
普通のカルタでも、ひらがな知らんかったらでけへんやろ?まずカード覚えよや。」
T:「わかった。教えて。」
M:「うん、じゃあ、簡単なやつから覚えよか。この黒いまるに棒がついた記号、なんて言うかわかる?」
T:「知らん。」
M:「四分音符、っていうんや。じゃあ黒丸のかわりに白丸になったこれは?」
T:「知らん。」
M:「2分音符、っていうんや。じゃあこれは?」
T:「3分音符?」
M:「惜しいな。」
T:「じゃあ、1分音符?」
M:「惜しい。考え方はおうてるんやけれど、特別に”全音符”ってよぶんや。
じゃあこれは?今度は”点”がついてるよ。」
T:「わからん。」
M:「点が付く、という意味で”付点”2分音符、っていうんや。」
T:「ふーん。」
M:「じゃあ、四分音符にひょろひょろが付いたこの記号”♪”は?」
T:「よう見るけれど、わからん。」
M:「これは八分音符っていうんや。じゃ、最後、ひょろひょろが二つついたヤツは?」
T:「みたことない、わからん。」
M:「今まで見てきた音符、数字に特徴があらへんか?」
T:「・・・・あっそうや。みんな足し算(?)になってる!!1+1は2,2+2は4,4+4は8、、、、ということは8+8ってこと?」
M:「えらい!!そうや。まだ学校で習ってへんけれど、8+8っていくつかわかる?」
T:「えっと・・・5+5+が10,6+6+が12、7+7が・・14?(ウン)、8+8は・・・16!!(ウンウン)
ということは16分音符や!!」
M:「そうや、えらいな。自分でよう考えたな。じゃあ・・・これは?」
T:「これって、お休みのマークやんなぁ?」
M:「そうや。お休みのマークは”休符”っていうんや。このマークは”4分休符”。
ええか、音符の下に並べてくよ。ちょっと変わった記号があるけれど、、、わかるかな?」
T:「えっと・・・2分休符、、、これわからん(全休符)、、、8分休符、、、これは・・・」
M:「さっきの思い出してごらん。」
T:「わかった!!16分休符や!!」
M:「そうそう。」
T:「音楽カルタっておもろいなぁ。これ、もっと覚えたいわ。自分で勉強してええ?」
M:「ええよ。父さんおらんかったら、お母さんに出してもらい。」
T:「今度やるときまでに、全部覚えとくわ。」
ふうっ。
でも単に丸暗記でなくって、自分の頭で「法則を見いだして」、、というところで答えを
直接言わないようにちょっと工夫してみました。
丸暗記はおもろないもんね・・・・
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