2007年12月24日月曜日

技術士第2次試験(その3)

さて、しばらく腰痛のどさくさに紛れて掲載していなかった技術士第2次試験の様子です。(写真は試験当日の渋谷ハチ公前に展示されていた、旧東急東横線の列車です。)

事前情報通り、10分間プレゼンテーションはありました。当日までに何とか骨子は作り上げ、論文で矛盾していたところは口頭でしつこいぐらいに説明しておきました。いや、少し説明しすぎたかな?時間を2分ほどオーバしてしまいました。でも肝心な所なので・・・・
試験官は時間よりもやはり内容を重視しているようでした。業務体験論文が自分の経歴のいつの時点経歴か?なんていうのはよく質問されているようでしたので、先回りして「これは平成○○年の時の業務経験です」なんて少し懇切丁寧に説明し、質問を先回りして回答しました。
本来は口頭試験は「言葉のキャッチボール」が重要なので、質問に対していらんこと(Yes/No以外)はしゃべらないというのがどうやら鉄則と噂されていますが、私はこれは間違いだと思っています。
簡単なことは質問されたこと以外でも自分の話したい話題に引っかけて話しておく、うわべの質問事項に時間を割くのではなくて、技術論に話題を集中させて本当に技術者として受験者がふさわしいのか判断して頂くのが試験では一番重要では?と思います。
もし取り上げた話題がまずくて墓穴を掘っても、それからどのようにはい上がるかはプロとして重要な資質だと思っています。失敗しても試験は落ちるだけですが、もしお客様を相手にするのであれば、「信用」を失います。
うわべ面だけの「Yes/No」のキャッチボールは「試験に徹すれば」時間稼ぎに必要かもしれませんが、今後少なくとも「プロの技術者として」やっていくのであれば、自分の考えを適切に、かつ端的に表現出来なければなりません。
だから、あえて私はこの「試験の鉄則」を破ってみました。
これが吉と出るか凶とでるかはわかりませんが、反応は悪くありませんでした。
試験官とそれなりに技術論をかわすことが出来ましたし。
他の受験者には「アホか」と言われるかもしれません。でも将来を見据えたら???合格だけで満足して良いの???

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