2008年9月29日月曜日

史上最悪の「所信表明演説」?

首相の所信表明演説をネットで読んで・・・・呆れました.
史上最悪の「所信表明演説」だったと思っています.
おかしいと思った事は2点あります.

(1)「所信表明演説」=政府の長が自分の考えを述べること
ですね.なのに野党に逆質問するのはおかしいです.まずきちんと自分の考えを述べて下さい.
今回の演説は,野党が論拠を正しく何か意見を言えば,自分の考えはコロコロ変える,ともとらえることができます.
曲がりなりにも過去の首相は「自分の考え」を述べています.(こちらで探して下さい.)

(2)(1)に関連しますが,三権分立がわかってないです.三権分立とは行政・司法・立法の国家権力を分けて担わせることです.
内閣は,行政権,国会は立法権,裁判所は司法権を担います.
内閣総理大臣の「所信表明演説」は「行政をどうしたいのか?」を述べる場です.立法権しか持たない国会で野党を中心に「論拠を・・・」と攻撃するのは,おかしいです.

(1)は「国語」(2)は「社会科」で,義務教育課程で習いますよね?
それをわかっていない人がこの国の長・・・そりゃ教育荒廃,と言われても仕方ないですね.
どこかの大臣が教育荒廃の原因を○○○のせいにしていましたが,人のせいにするよりまず自分たちじゃないかな?

さて,私が首相ならどうやって演説するかな?(^^)
野党の言っている事が間違っているから,自分の信念を貫き通します,とでも表明するか・・・イヤ,くだらん.結局選挙対策にしかならない.

米国大統領の「就任演説」のように,「この国をどうしたいか」を正々堂々と述べたいですね.
もっとも政治家にはなりたくないし,なる金もないが・・・

0 件のコメント: