2009年6月5日金曜日

バッハ・コレギウム・ジャパン

今日はかねてから楽しみにしていた、バッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)の演奏会を聴きに妻と共に倉敷に行って来ました。(子供たちはおばあちゃんに面倒を見てもらいました。m(_ _)m)
とても良い演奏会でした。
若松夏美さん鈴木秀美さん、その他世界一流の演奏家が集合しての緊張感のあるバッハ、すばらしい、以外の言葉が浮かばないです。

いまでこそBCJも日本でずいぶん認知されるようになりましたが、結成当時は海外での評価がものすごく高く、日本を代表する古楽器の演奏団体だったんです。(なのでCDは外国のレーベルが多いです。)
この団体の演奏会は大都市に行かないと聞けないかな?なんて思っていたのでとってもラッキー!!

モーツァルトの音楽は神から与えられた音楽、一方バッハの音楽は神への音楽、と呼ばれる事があります。モーツァルトはひらめきの音楽なんでしょうね、ものすごく沢山の曲を短い生涯の間で、よくこんなに作曲したなあと感心します。しかもとてもシンプル。どちらかといえば右脳型です。

一方バッハの音楽はものすごく緻密に計算し尽くされているので、(ここでいう計算って、数学で使う計算ではないです。)楽譜を読んでいるだけでも楽しいです。左脳型かな?ほほう・・こんな所にこんな対位法を使ってこういう効果を狙っているのか、とか、、、とっても楽しいですよ。
それを生で聴けた&指揮者の鈴木雅明さんがとても研究熱心なので、研究成果がよくわかる、という点で面白かったです。CDでは絶対にわからないステレオ効果、とかね。右から左から四方八方から聞こえる音を聞き分けるのに目が回りそうでした。(いや頭が回りそうだったのかな?)

もちろん、若松さんや鈴木秀美さんの演奏スタイルをあらためてステージで確認して、自分がバロック・ヴァイオリンを弾くときの参考にもさせて頂きました。

でも・・・バッハの音楽は何だか「正座をしてきちんと聴かないと叱られる」ような気がして、演奏会後はどっと疲れが出ました。

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