2007年11月30日金曜日

危険な踏切

さて、会社の近くの踏切にこんな掲示がありました。JRの踏切です。近々踏切に設置されている障害物検知装置(安全装置)を停止するそうです。何故?停止させた後の安全性は同等レベルで確保できるのか、非常に疑問です。JRはあの悲惨な尼崎の事故を教訓に色々安全キャンペーンを実施していました。でももう世間は忘れていると思っているのでしょうか?単なるかけ声だけの安全対策だったのでしょうか?非常に悲しいです。この看板にははっきり「大変危険になる」と書いています。もし事故が発生したらどうするのでしょう。
もともと安全工学の世界では3ステップメソッドという手段がよく使われます。
 第1ステップ:本質的安全の確保
 第2ステップ:安全防護および付加保護による安全確保
 第3ステップ:使用上の情報提供による安全確保
第1ステップは、物理的に安全なようにしておきなさい、ということ、第2ステップは第1ステップが実現不可能な場合には、安全対策(センサによる保護回路とか、緊急停止装置とか・・)、第3ステップはそれすら出来ない場合に、警告ラベルなどで「危険ですよ」と注意喚起すること、を意味しています。
(明治大学の向殿教授の提案です)
踏切は遮断機によって一応通せんぼできるものの、本質的に安全にできない、だから第2ステップであるセンサ取り付けによって安全を確保しよう、というのが本来の思想だったのでは?と思います。
そのセンサを「代替手段もなく」単に撤去するのは、安全を無視しているとしか思えません。
JRさんには本当の安全とは何か、深く掘り下げて考えて欲しいと思っています。
でもなあ・・・以前安全でないと感じたことについて2,3回投書したことがあるのですが、回答が遅い(2月以上かかった)、お茶を濁した回答だった、から・・・何だか投書でもしようかという気になれません。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

現場を見てないので、詳しいことはわかりませんが、歩道橋を架ける工事をするという事は、見張り人が数人立つのでは?
踏み切りの両方向の数百メートルに一人、数十メートルに一人、工事現場に必ず一人以上は立つのではないのでしょうか。

morinokuma3715 さんのコメント...

現在この工事現場では片側交互通行(終日)になっているので、「道路の」監視員は数名立っています。
でも・・・踏切の見張り人はやはりいません。

匿名 さんのコメント...

ここの踏切でしょうか?
http://www.city.mihara.hiroshima.jp/gikai/kaigiroku/h18/18-6t/18-6t-1.html

おそらく、踏切撤去にともなう代替歩道橋の足場かなにかが、検知装置を支障するための措置と思われます。

また、片側交互通行で、道路の監視員がいるのであれば、踏切鳴動時に、踏切内を含む区間に車両がいる可能性は監視員に把握可能だろうと思われますので、支障報知装置(押しボタン)による通報は可能かと思います。

ただし、詳しい状況に関してはわかりませんので、踏切鳴動後の滞留に関する具体的対応については、問い合わせされるのがよろしいかと存じます。

morinokuma3715 さんのコメント...

匿名さんへ。
あたりです。この議事録に載っている場所ですね。最近は工事が進み、自転車、歩行者以外は通行できないようになりました。さらに監視員も居たり居なかったり、でまちまちになってきました。

でも、元々センサは何のためにあるんでしょうね?
「自動車等、障害物検知センサ」と書いてくれれば「ああ、自動車が通過できないようになるから不必要なんだな」と納得できるのですが、もし人間や自転車を検知できるようなセンサなら、なんでセンサを切ったのか、それが疑問です。

センサのテリトリは市ではなくて、JRなので、市に聞いても答えてくれないでしょうね・・・・