2009年5月8日金曜日

エセ科学本

GW中に図書館へ行って来ました。図書館には「買う気はないぐらい、しょーもない本、だけどちょっと中身をみたいな」というような本が結構置いてあります。
その中で有名な2冊の本を借りました。案の定・・・・しょーもなかった。

◇買ってはいけない・・・・高校の化学の知識があれば、最初のページからおかしい事がわかる。
(ソルビン酸カリウムが食品添加物として含まれているのに、ソルビン酸の発ガン性について述べている。ソルビン酸カリウムとソルビン酸は別物でっせ。塩化ナトリウムの議論をしているのに、水酸化ナトリウムと塩化水素の議論をしている、というレベル。)
結構読んでいると「だましのテクニック」がよくわかります。

◇水は語る・・・・これは「水は何でも知っている」という本を学校教育(道徳)に取り入れるよう、TOSSという団体が煽動して問題になった本の類著。
悪い言葉を聞かせると水の結晶が汚くなり、良い言葉を聞かせると水の結晶がよくなる、というトンデモ本の典型。後日著者は「これは科学ではなく、ポエムである」と言い訳をしていたので「ポエムなのか?」という視点で読んでみたが全然ポエムではなかった。

まあちょっと暇つぶしに・・・という程度ではあるが、それにしてもトンデモ本って人気があるんですね。
近所の古本屋で結構な高値がついていました。誰が買うんや~?世も末か・・・

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