2008年7月23日水曜日

定期検診

今日は近くの総合病院へ左耳の定期検診に行ってきました。1996年に真珠腫性中耳炎の手術を受けて以来、毎年再発がないかどうかチェックしに行っています。何せ再発率の高い病気なんで仕方ないですね。(通常5年で2割程度と言われているそうです。)

この病気の定期検診は1日で終わらない事がネックです。通常3日掛かります。
まずCTの予約診察、CT撮影、そして画像診断、の3日ですね。数日も会社を休めないから、休みを利用して検診に行っています。
今回は予約診察を上手くすっ飛ばしたので、2日で済みそうです。

さて、今日はCTの撮影でした。
例年のごとく第2CT室へ案内されました。


中はこんな感じ・・・(内緒で撮影したので手ぶれしました・・・(^^;))
シーメンス製のマルチスライスCTです。
丸い輪っかの中に頭を突っ込んで撮影します。あっ自分で突っ込むんじゃないですね。寝台に身体拘束されて、寝台が撮影箇所まで身体を運んでくれます。 動いちゃいけないので、5分ぐらいじっとしていなければなりません。でも同じような断面撮影をする装置で、CTとMRIを比較すればCTはずっと楽です。

MRIは1時間近くじっとしていなくてはならない上、音がうるさい、強磁場なので金属(鉄)のものは検査室に持ち込めない(下手に持ち込むと自分の所に飛んできます。)など色々制約があります。vs軟部組織を調べるには良いらしいです。

さて、昨年の検査では左耳に外診ではわからないうっすらとした影が見つかりました。今年はこの影がどのように変化したのかを見てもらいます。再発の影じゃないといいのですがね。

ちなみに右耳は「いつ真珠腫性中耳炎」になってもおかしくない状態です。(鼓膜の一部に凹みができていて、そこに耳垢が入れば発症する。) こちらはCTを撮る必要はないですが、よく調べてもらわなければなりません。
真珠腫で左耳の聴力は下がりましたが、右耳まで聴力が落ちたらさすがに生活が不便になります。
もっとも真珠腫は聴力よりも脳膿瘍という病気の発生が一番怖いです。
左耳は3つの骨からなる耳小骨のうち、2つが完全に溶けていて、残りの1つ(一番大事なやつ)が辛うじて残った状態でした。あと数ヶ月放置すれば、脳にまでダメージを食らうところだったそうです。

今の聴力は右は正常(全帯域ともだいたい-10dB以内)、左は平均-35dB~-40dBぐらいです。数値で言われてもわかりにくいですよね。感覚的には、左耳では電話をとることできない、といったところでしょうか。(左側から話しかけられると聞き取れないことが往々にしてあります。)

小さい頃よく中耳炎を起こしていた、滲出性中耳炎(別名中耳カタル)と診断されたことがある、耳だれが良く出る、鼻が詰まりやすい、耳の中でガバガバ音がする、なんていう症状が見られたら、すぐ病院へ行って下さいね。
もちろん「信頼できるお医者さんの所」へ。
明後日はまた病院です。

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