2008年2月28日木曜日

恩師はデビル

さて国公立の前期日程試験も終わって,そろそろ受験シーズンも終わりです.大学受験なんてもう20年ぐらい前の話なんですね・・・月日が経つのは早いです.
今日は恩師について少し書いてみようと思います.
私は中学高校と6年一貫教育のミッション系私立に通っていました.学年主任のY先生(英語)はとても厳しい先生でした.とにかく宿題が多かったです.
宿題は単純明快なパターンでした.

◇英語の教科書に書いてある英文はすべてB罫のB5ノートに3行毎に書く.
◇一行下にはわからない単語の意味を辞書を引いて記入する.
◇3行目には日本語訳を書く

これだけ・・・・でも毎日大量で容赦なかったです.おかげで副教材も含めて6年分の英語の教科書を実質4年半ぐらいで終えてしまいました.さらに
◇中2で英検4級,中3で英検3級,高1で英検2級の受験が必須でした.
◇夏休み,冬休み,春休みは「80日間世界一周」ぐらいの小説を一冊渡され,それが上記のパターンの宿題でした.ただし,B5のノートは50頁.多いときは100頁(春休みでした)のノートを使うこと.
訳が終わったら,自分で調べた単語をとにかく最後の頁まで何度も書くこと,
というのが付則でした.

これだけやれば,さすがに英語の出来ない人はいなくなりました.高校2年の時に高校3年生の模試を受けましたが,当時の先輩達の平均点を上回ってしまう,なんて実績も・・・
そして、私は受験シーズンには英語の勉強は一切しませんでした。(=する必要がなかった)
もちろん,宿題を毎日だす,というのは「学年主任方針」で他の教科にも徹底されていました.
父兄から「うちの子はやればできるんですが,とてもこの量はこなせません」という意見が出たときには,「やる,やらないも実力のうちです」とぴしゃり.さすが.

厳しい先生だった&めがねが鼈甲のデビルマンのようなものだったので、生徒の間でつけたあだ名がデビルYOK**.神父さんなのに・・・・
でも,素晴らしい先生でした.

ちょっとお茶目な面もありました.
自分でMSXのパソコン(懐かしいでしょう?)を購入して,嬉しくって遊んでいたらしいのですが,ある日荷物検査でファミコンのカセットを持ち込む生徒を発見.喜々として取り上げて,MSXのカートリッジに挿そうとしたらしいです.当然規格が違うからむりですよね.翌日には「もう持ってくるなよ」の一言で返していました.ぷぷぷ・・・

そうそう,ネットで調べたら今は宮崎の私立高校の理事長さんになられていました.トレードマークのめがねを替えられたので随分雰囲気が変わりましたね。
でも、いつかお会いしたいです.

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