2008年2月13日水曜日

解析指南

写真がなくてすみません。
さて私はたびたび3D-CADに付属している(?)有限要素解析ソフトの使い方について、よく相談を受けます。そんなに詳しくないのですが・・・・
でもたいていは指南できます。何故だろう?

今日の実例です。
ある若手の人が質問に来ました。
「このレバーの倒れ(変位)を解析したのですが、結果が妥当かどうかわかりません。解析の精度ってどれぐらいなんですか?」との質問でした。

解析の精度???そりゃ誰に聞いてもわからないです。桁落ち誤差とか色々あるけれど・・・

私「精度なんて実験しなけりゃわかりませんよ。計算機はインプットした条件に沿って計算するだけだから、解は正しいでしょう?」
彼は困ってしまいました。そう、私が意地悪(?)したのは彼に「解析の順序を考えて!!」と言いたかったからです。
そこで、彼に一言アドバイス。
「このレバー、複雑な形しているけれど、もし手計算で解け!!って言われたらどうする?」
それでも彼はわかりませんでした。仕方がないので一緒につきっきりで「手計算用」の簡単なポンチ絵を描いてもらいました。
「これなら手計算で解けるよね?一時間あげるから手計算で解いておいで。」
一時間後、彼は解いていました。そして「オーダ」が合っているから解析結果はそれなりに信用できる値だ、ということを認識したようです。

まずアタリをつけてから、計算機・・・・この手順を守らなくて頓挫する人が大多数です。
なので、解析ソフトのことについて詳しくなくても「指南」ができるんですね。
でもなあ、このままじゃいかん、何とかしなければ!!

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

よい進め方ですね。
・・・お茶をおごってくれたらCADとCAEの簡単なレクチャしますよ。(^^)

morinokuma3715 さんのコメント...

是非!!
でもお茶でいいんですか?
まじめにお願いしたら一日*****円なのに(^^);