2008年2月21日木曜日

褒められた!!

最近、というかここ数ヶ月、ずっと上司から叱られっぱなしでした。何故叱られるか、理由は簡単です。
仕事をしているのかしていないのかわからない、頭使っているのか使っていないのかわからない、目に見える形でアウトプットを出せ!!という簡単な理屈でした。
私が上司だったとしても、同じように見るだろうな・・・でもどうすれば???ずっと悩んでました。
そして厳しい上司なので人を褒めることはほとんどない方でした。


上司から与えられた宿題の一つに「CADのオペレーションスキルを測る尺度を作ってくれ」というのがありました。尺度自体は、もう既にCADコンサルタントさんにお願いして作成して頂いたものに含まれていました。それをコピペすればすぐに上司の求めるアウトプットは出ました。
でも・・・・「測る」という意味が「点数をつけろ」という意味だったので、あまり気乗りがしませんでした。
何故か?点数をつけると、例えばAランクの人がいて、Aという評定を下したら、それ以上伸びようとしないのが見え見えだったからです。それは本意ではないです。伸びようとする姿勢を大切にしたい、それが私の思いにありました。
気乗りのしないこと+自分の思いと上司の思いが違う、このギャップにずっと悩んでいて、その解決を模索していました。

でもふと、コンサルタントさんが紹介して下さった本を読んで、ひらめきました。

その本にはあるサッカー監督の名言として「学ぶことをやめたら、教えることをやめなくてはならない」という言葉が紹介されていました。
そうか、S,A,B,C,・・・・とランクをつけたい(上司の思い)+伸びようとする姿勢が欲しい(自分の思い)を実現するには、例えばBランクの人はCランクの人が指導できる、という評価項目を入れれば良い!!と。
(これは自分の経験でもありました。会社で新入社員教育にたずさわる機会が多いのですが、教えるとなると、彼ら以上に勉強せねばなりません。結果として、それが自分の実力アップになります。)
そして、評価項目に一ランク下の人が指導できる、という評価項目を入れ上司に提出しました。
(実はもう2ひねりほど入れましたけれど・・・・)

早速「この評価基準はどうやって決めたんや?」と上司から問い合わせがありました。
そこで正直に「単なる点数化だけだったら、コンサルタントさんの作った評点で点数化できます。でも点数化してそれに甘んじてしまっては、これ以上その人は伸びません。それはイヤだったので、自分が伸びる&他の人にもいいことを教えあえる環境を作るためにこういう評点を入れました。」と説明しました。そしたらその考えがすごくうけて、ようやくお褒めの言葉を頂きました。

納期はすごーく延び延びになってしまいましたが、ようやく1塁打一本、、、、かな?(^^)b

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 素敵な基準を作られましたね。(^^)v

morinokuma3715 さんのコメント...

(^^);