2008年2月9日土曜日

硬度計

先日会社で金属材料の表面処理の講義がありました。
金属(特に鋼は)色々な処理を施すことによって、色々性質を変えられます。それだけに、技術者はその「表面処理」の色々な特徴を知っておかなくては、後々トラブルになります。
例えば、「窒化処理」というのがありますが、これは「S45C」という鋼ではあまり効果がありません。
窒素の化合物を作るためのAlとかNiとかCrとかが含まれていないからです。(意外に知らない技術者が多いです。)
講座では工場見学もあって、プラズマ浸炭炉とかイオン窒化炉とか、高周波焼き入れ設備(かなり大型のもの)を見せてもらいました。

さて本題・写真と話がずれました。表面を評価する指標の一つとして「硬度」というものがあります。ショア硬さ、ブリネル硬さ、ビッカース硬さ、等々色々ありますが、この指標もどのような特徴があるのかを勉強しました。
写真は通称「ハードスコープ」というもので、ショア硬さを簡易的に測る装置です。
2.5gの錘にダイヤモンドが埋め込まれています。ダイヤモンドと測定する物を一定の距離から落として、反発したあとの高さを目視で計測します。やってみましたが、ムズカシイ・・・・

実際には高周波焼き入れをした部品の焼きが入った場所と入っていない場所を測定しました。
でも・・・・私はそれに飽きたらず、自分の手の表面を測ってみました(^^);
結果は「測定不能」
いや本当は頭皮を測ってみたかったのですが、自分の頭は見られないので断念しました。
頭が薄くなるのと頭皮の硬度には因果関係があると言われている(俗説かな?)なので、色んな人で試してみたかったです。
でも、ショア硬さじゃなかったような・・・・ちょっとしたいたずらでした。

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