さて、夏セミの話題の続き。
考えることの重要性かな?についてちょっと書きましょう。
今回のテーマは「2足歩行機械(静歩行)」を設計しCADで検証する、というものでした。
このテーマ自体は私が講師の方に初めてお会いしたときの内容とほぼ同じでした。また私の会社に来て頂いたテーマ(裏方をやっていました)で合計4回も既に目を通していたものでした。
具体的な設計の落としどころと結末はわかっているので・・・・リーダにも選ばれたのでマネジメントに徹することにしました。
リーダの役割は、「議論が発散したら纏めること」「常にみんなが同じコンセンサスを得ているか確認すること」「時間のキープ」です。
これも、色々見ていたのでわかった「つもり」でした。でも実践したら・・・・全然出来ませんでした。
何故か?
昨日プレゼンで失敗した話を少し述べましたが、これはリーダの暴走でした。
時間の管理が出来ずにみんなを徹夜させました。
常に皆が同じ考えでいられること、これを徹底しなかったのでプレゼン資料自体もめちゃくちゃになりました。
皆に考えることの重要性を「教えよう」と考えすぎ、自分が「考える」ことを止めてしまいました。
リーダが考えることを止めると・・・・組織は暴走し始めます。そして気づいた時には手がつけられなくなります。リーダの指示を無視して行動する者、勝手に就寝する者、色々出ました。
なので最後は結局自分が泥をかぶる事になりました。
はっきり言います。「リーダをなめてました」
考える事を忘れると、最短のゴールへ到達させることは不可能になることを改めて実感しました。
すごく凹みました。でも主催者の一人から激励の言葉を頂き、涙が出ました。
「セミナの目標は、明日以降変わろうとする努力する姿勢を身につけること」
セミナーの終了後、講師の方からもメールがありました。
「(参加者の皆さんへ)
徹夜明けなのに、感想文なんて書かせるなよぉ、、、と思ってた人も
いたと思いますが、講師側の反省も兼ねて、毎日、全部に目を通しています。
その中に「...恐れ入りました」なんて感想があったのですが、そう思った時点で思考停止かも
しれませんよ。今回のセミナが唯一絶対ではなく、もっといい考え方や方法があるかも
しれませんし、来年は私の言う内容が変わってるかもしれません。
いつもいつも、考えていなくては!
(自分に対して)
普段、人に対してこのような講習をしているので、何かをするときにも、「お前、人に言ってるんだから、
ちゃんとやれよな」みたいなことを自分に言い聞かせながら、仕事をしています。
苦しいんですが、今日よりも明日は苦しい状態に自分を追い込まないと、人間ってダメになって
いきますよね。」
すごくいい言葉でした。
これが私のこのセミナーで学んだ一番の成果です。あとは枝葉かな???
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