2008年5月9日金曜日

性の氾濫

タイトルを見て、ドキッとしました??(^^)
これは今月号のISOマネジメント(だったかな?)にあった真面目な記事のタイトルです。 このブログに良くコメントを頂いているtti氏から、以前「○○性という言葉は意味がぼけるから使わない方がよい」とアドバイスを頂いたことがあります。
私自身もアドバイスを頂く前に、ずっと「○○性」という言葉が気になっていました。
今月のこの記事はそれを見事に分析して、エッセイにしています。まさに「我が意を得たり」の感でした。
著作権の問題があるので、簡単に要約をします。
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「政府は年金問題の危険性に関して、透明性検証の必要性の方向性を決めるべきデス!」などという表現がインテリらしく聞こえるが、何度反復しても何を言っているのか全然わからない。「性」を全部抜いて、「年金問題の持つ危険を考えて、情報公開の必要を方針とすべきです」といってくれた方がわかりやすい。
ISO9000の和訳でもいくつか「性」が見られるがISO14000ではほぼ皆無である。
色んな単語に「○○性」をつけても同じ意味で、むしろ曖昧に、ぼけた表現になってしまっている。
もちろん既得権を得た単語(可能性、知性、など)もある。疑問がないわけではないが、社会の中で既得権を得ている。
日本人はどうやらアイマイに表現することを好むらしい。しかし、規格やマネジメントシステムは文学や政治ではない。相手が誤解しないよう正確な表現を心がけるべきだろう。
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相手が誤解しない正確な表現は難しいです。
でもちょっとした心がけでずいぶん変わりますよ。
「性」に限らずアイマイな表現の原因になるキーワードはいくつかあります。それさえ気づけば・・・ですがね。

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