2008年5月29日木曜日

情報操作(2)

疑問点を述べます。
◇「地球温暖化」によって極地の氷が溶けている、という前提は正しいのか?
◇CO2の増加は人為的なものなのか?
◇CO2の増加が果たして温暖化の原因なのか?(温暖化の結果、CO2が増加したとは考えられないのか?)

私の仮説です。 上記の疑問をクリアする仮説として,のものですが。
・ある学者によれば、極地の氷が溶けるメカニズムについて、「大気汚染原因説」を指摘する方もいらっしゃいます。大気汚染物質が氷床の上に積もったため,太陽光の反射率が変わり、氷が太陽の熱エネルギーを吸収しやすくなる、→だから表面の氷が溶ける、というメカニズムです。(要出典、ネットで見つけたがお気に入りに登録わすれた)
・その結果、氷床が薄くなる、あるいは溶けて、(NHKの報道の通り)海洋中のCO2が大気中に放出され、大気中のCO2濃度が増加した。

一つのアマチュアの考えかもしれませんが、こういう論理も成り立つのでは?と思います。 ほーら,NHKの取材した学者の説が「逆の仮説」でも使えますよ。矛盾していなーい?
この「勝手な」仮説では少なくとも化石燃料由来のCO2濃度上昇による温暖化、という観点は抜かして考えることもできますよね?大気汚染は化石燃料由来かもしれないが・・・・

こういう疑念を持った理由の一つは、実はノーベル平和賞を受賞した団体であるIPCCの報告書に目を通したからです。 (気象庁HPのどこかに誤訳だらけの報告書がこっそりあります。原文もリンクされてます。)
IPCCが提唱する地球温暖化のメカニズムは、あくまでも計算機上の話です。
地球の「温暖化」をシミュレートした結果、自然現象のみの気温上昇では説明できない、
地球の自転軸のブレ(ミランコビッチサイクルといいます)の影響でも説明できない、
CO2濃度の上昇分だけでも説明できない、、、、
仕方がないから、全部を入れてシミュレートしてみたら、今までの観測結果と因果関係が出てきた、というものです。
地球温暖化ガスの一つであるH2Oについては、温暖化効果もあるけれど、雲になって太陽光を反射する&熱交換をする物質である(冷却効果もあるらしいが,見積もれない)、から計算には含められない&人為的には水蒸気量はコントロールできない・・・ (そのため,温室効果ガスには含めていません。)

素朴な疑問。
解析ができたんなら、対策もできるんよね?

CO2の濃度を現時点の380ppmからどれだけにすれば、目標とする気温(何℃?)になるの?
IPCCにはこれについて言及していません。(できないのだろうなあ・・・)
IPCC作成に関わった学者のインタビューでも「どれだけのCO2濃度にすればよいかについてはコメントできない」とのことらしい。(出典 Newton 2007年8月号)

今日本ではチーム-6%とか2050年までにCO2半減とか色々騒いでいますが、、、、 結局
◇地球の平均気温は何度が妥当なの? (何度にしたいの?)
◇そのためにはCO2の濃度をどれだけにしたいの?
◇そのためにどうすればいいの?
という論理で議論をしている人、いるのかな。 議論の順序が逆に思えるのです。

話が随分逸れました。
NHKの番組の話に戻ります。
この番組の問題点は
◇極地の氷が溶けるのは「地球温暖化」のせいである、と断定している。(前述の専門家や他の専門家の意見があるにもかかわらず)
◇一人の学者の説を紹介し、それのみを唯一の根拠としている。(グリーンランドの氷河後退メカニズム、CO2の爆発的増加説、他にも色々あった.)
◇限られた学者の断片的な情報を都合のよい部分のみ寄せ集め,「地球温暖化を食い止めねばならない」という結論に持っていくよう番組を構成している。

ということがありありとわかる点です。 私の前述の仮説も,,,,都合のよいところだけを抜き出したものです。(^^)

NHKの倫理方針はこちら。本当にこれに基づいているのかな?
洞爺湖サミットを睨んだ情報操作に思えるのは私だけでしょうか?

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