2008年5月15日木曜日

これが3Dルールブックだ

どうです、なかなかいいタイトルですね(^^)
先日会社の本棚でこんな本を見つけました。ぱらぱらっと手にしてみましたが、、、、 あまりにも稚拙な内容で呆れました。まあ「ちょっとだけ」正しいことも書いてあったけれど。
◇たいていの3D-CAD販売会社は設計のことを知らない・・・・◎
◇だから設計の事をよく知ったヤツがルールを作らなければならない・・・・○
◇日本には3D-CADに関して、2D製図のJIS規格のようなDe Jure Standardがない。・・・・◎
◇だから設計者でDe Facto Standardを作ればいいじゃん。・・・・・△
◇本書は設計のことを知っている人間が書いた・・・・×

以下読む気がなくなりました。
確かにね、De Jure Standardはないですよ。でも、だからといって勝手にみんながバラバラのルールを作っていたら、データを受け取った人、どうするのかな?複数の会社を相手に仕事をしている会社だったら混乱しますよね。
De Facto Standardを作ること自体は反対しません。でも「論理的に考えて正しい」Standardでないと後でデータを作り直しする羽目になります。
で、本書は本当に設計のことを知っている人が書いたのか?答えはNo。
設計を知っている以前の問題で、機械工学の基礎知識も不足してるのでは?と思われる内容でした。

例えば歯車。一番の理想は歯型(形?どっちだったかな?)を一つ一つ正確に書くこと、でないと製造現場にデータが渡せない、でもそこまでは手間だから一枚ぐらい歯を描いて、それでOKとしよう、と書いてあったような?
あのねえ、歯車ってどうやって作るのか筆者は機械見たことないのかな?
たいていはホブ盤(自社製品もあるのですが、このHPの写真がわかりやすいので・・・)とかギアシェーパという特殊な工作機械で作るの。だから歯を一つ一つモデリングするなんで無駄もいいところ。正確な3Dモデルなんて、特殊工作機械では使えないです。
何なら「非円形」歯車のデータを作って下さいな。手間ですよ~(私はスキルがないからできない&アホくさい。)この歯車を作るのはギアシェーパ。ホブ盤では原理的にできないです。
非円形歯車を作りたかったら必要なのはカッタの軌跡です。

まあこんな調子ですから内容はPoor。10分で読み終えました、いや正確な表現ではないですね。
読んでいないので、「見終えた」かな?(^◇^)b

5 件のコメント:

tti さんのコメント...

お疲れさんでした。(^o^)

morinokuma3715 さんのコメント...

(^^)
疲れるから読みませんでした。
こういう本を読んでも時間の無駄&他にもっと読まなければならない本があるので。

morinokuma3715 さんのコメント...
このコメントは投稿者によって削除されました。
龍菜 さんのコメント...

「参考?」資料として、欲しいな~(^_^;)

morinokuma3715 さんのコメント...

龍菜さん、私の個人所有物なら差し上げるのですが、あいにく隣の席の方の所有物なんで・・・
でも入らした時にお貸ししますよ。
買う必要は・・・?ないと思いますけれど。