私は写真が好きです。もちろん写真機も好きです。
撮影するのはもっぱら天体、風景、寺院、植物、動物で、ポートレートはあまり得意ではありません。
写真機はフィルムカメラを中心に一眼レフはミノルタ1台、ニコン4台、大判カメラはマミヤのRB67を持っています。
デジタルカメラはあまり好きではないので、古いのを入れて2台かな?(除く携帯)
正確にはデジタルカメラとは呼べないですが、天体用のデジタル撮像機を一台(モノクロ)も持っています。ここまで来るとさすがに暇人やなあ。。。。ちょっと自分でも驚きです。
さて本題です。こんなに写真が好きなのに、どうしてもデジタル一眼レフカメラだけは買う気になれません。何故か?理由は大きく2つあります。
◇価格の変動が激しく、購入した途端にすぐ新機種が出てしまう。
◇天体撮影に向かない。
実は後者は深刻な問題です。最近天文雑誌でも主流はデジタル一眼レフカメラによる投稿が圧倒的多数を占めるようになってきました。もちろんバリバリに画像処理をしたものです。何だか画一的になってきて面白くない、というのが正直な感想です。
それと偽色の問題です。
天体写真は「点光源」を相手にしています。焦点面での画像はおよそ10μm~20μmと言われています。(たしかに計算したらそんなモンでした。)
デジタルカメラに使われる撮像素子(主にCCD)の1ピクセルの大きさは最近のデジタル一眼レフカメラでも、大きい物で8μmぐらいです。
そうすると、上記の写真でわかりますかね?ある特定の色のピクセルだけが反応し、様々なスペクトルを含んだ点光源が、あるピクセルだけに反応するので、変な色になります。(これを偽色といいます。)それを避けるには?
そう!ピクセルを小さくすれば良いです。
そうすると、今度は感度が低くなるという問題が生じます。(ようは大きなピクセルの方が、光を貯める能力が高いんです。)
偽色をとるか、感度をとるか?相反する問題なんですよね。
ちなみにフィルムの場合は、感光面の裏のフィルム層で光が乱反射するので、自然な(?)色合いが出ます。
天体専用の撮影機は?一般的にはモノクロで3色に分解したフィルターで別々の画像を撮影して、パソコンでカラーに合成します。これも面倒なんですよね~。
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