2008年3月27日木曜日

母校訪問(3)

今日は気が乗ったので2本の記事を投稿します。でも写真はありません。ごめんなさい。

さて、OB会の〆では私の指導教官が面白いお話をして下さいました。それを紹介します。
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大学を退官してからも忙しい日々を送っている。最近いざというときに「情報が大事」と思えるようになったので携帯ラジオを持ち歩いて聞いている。
ラジオを聞いていると、どうも最近の若者言葉はよく分からない。例えば「ダサイ」という言葉は知っていたが、その逆が「シブイ」というのは最近知った。シブイといったら渋柿の「渋い」だと思っていた。(一同爆)

知らなかった言葉に工場でよく使われる「KY」という言葉がある。この言葉をラジオで初めて聞いたときてっきり「機械要素」の略だと思って、「私の研究してきた機械要素もようやく世の中に認知されるようになったか」と悦に入ったものである。(一同大爆笑)
さて、KYとはもちろん危険予知の略であるのだが、どうもこの言葉がしっくりこなかった。

分からない言葉ついでに言うと、若者の間で流行っている(?)「空気を読む」という言葉も最初はよく意味が分からなかった。しかし最近の技術者の倫理観の低下(シンドラーエレベータ事故や六本木回転ドア、耐震偽装等々)を目の当たりにして、KYとは「空気を読むことではないか?」と考えるようになった。
つまり危険予知ではなく、技術者が「空気を読む」意識が足りないのではないか?と思う次第である。
つまり自分たちが世に出した製品が「お客様のところでどのように使われるか」という「空気を読む」力が低下していることがつまるところ倫理観の低下につながっているのではないかと考えている。

皆さんが第一線の技術者として活躍しているのは指導してきた身としては大変喜ばしいが、是非「空気の読める」技術者として活躍して欲しい。
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だいたいこんな内容でした。
KYを「空気を読む」と解釈するか・・・・うまいなあ~。

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