2008年3月27日木曜日

母校訪問(4)

OB会のあと、研究室巡りをして・・・色々な実験装置を見せてもらいました。でも時代は変わったのですね。私が愛用していた昭和16年製の横型フライスは・・・処分されていました。旋盤もギアシェーパーも、スロッタも・・・・(@@)
今や実験装置は学生が苦労して作る代物ではなくなったようです。
学科付属の工場で1時間○○円でマシニングセンタを使って作ってもらうんだそうです。(たまに学生も使うんだとか)
だから最近の学生は加工に関する知識が不足しているのかな?うーん。

さて準教授のTさん(私が学生時代には助手でした)が2次会、いや3次会だったかな?でぼやいていました。
「最近の学生はどう教えていいのかわからん。」
「なんでです?」
「お前らのころは、”なんや、こんなことも知らへんのか”と平気で言っていた。でも最近そんなこと言えなくなった。」
「どうして?」
「アカハラ(アカデミックハラスメント)になるんや。」
「えっ何で?」
「勉強がわからないのは学生の責任じゃなくて指導が悪い、ということになっている。だからこの場合”あなたはこの知識が不足しているので、もう一度指導して頂いた先生のところへ行って勉強してきて下さい”って言わないかんのや。”なんやこんなことも・・・”なんて言ったら即クビになるんや。」
「うーん、でも僕は武やん(ごめん、そう呼んでました)に”お前は研究を舐めとるんか!!”って激怒されて蹴飛ばされましたよ?」
「えっそんなことあったっけ?」
「今やったらアカハラでクビなんですね(^^)」
「まあそうやね。」
・・・・・

大学の先生にとっても厳しい世の中になりました。

でも、そうやって「温湯」に浸かって卒業し、社会人として入ってくる新入社員、世の中渡っていけるのかな?会社に入って上司や同僚から「お前、こんな事も知らないのか?」なんてしょっちゅう言われるし、ましてや現場では「学校出てきたんじゃけ、これぐらい知っとるやろ」なんていうシチュエーションはいっぱいあります。
大丈夫?ちょっと末がオソロシイです。

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